さつまいもの人気ブランド「なると金時」の中でも最高峰とされる「里むすめ」が作られる徳島県鳴門市里浦の砂地畑では、冬になると青首だいこん「里むすめ」の産地に変わります。潮風香るミネラルたっぷりの砂地畑で育てられた青首だいこんは、皮に張りとツヤがあり、ずっしりと重みがあります。実は甘味があってみずみずしく、煮物やサラダ、漬け物など、さまざまな料理でおいしくいただけます。ここでは2020年末に撮影した、里浦の砂地畑での大根の収穫風景を簡単にご紹介します。
海沿いに面した広大な大根畑
早朝6時頃、寒くて透き通るような空気の中、広大な畑の間にある道路で車を走らせていると、たくさんの大根を載せた軽トラが点在するのを目にします。よく見るとその周りに、数人の農家さんが忙しく大根を土から引き抜き、砂や不要な葉を落とし、品質を確認してから荷台に載せていくの様子が見えます。その手際の良さには驚くばかりで、瞬く間に軽トラの荷台に山のように大根が積まれていきます。
朝日を浴びて輝くだいこん
早朝に大根を収穫するのは、夜の間に大根が身に水分を蓄え、みずみずしさが増すからです。地平線から昇る朝日が、土から出たばかりの大根を美しく輝かせます。素早く丁寧に引き抜かれただいこんは、一度集荷場へ集められ整えられた後、洗浄、さらなる品質確認を行われた後、全国へと出荷されていきます。なると金時「里むすめ」と同じように、より多くの人々に楽しんでいただけるよう情報配信をつづけていきます。
だいこんを使ったスペシャルレシピを公開!
2021年初旬、四国大学、生活科学科の高橋先生の考案された青首だいこん「里むすめ」のレシピ5品の調理風景を取材させていただき、youtubeで公開しています。このサイトで記事としても公開していますので、ぜひご覧ください!
高橋先生、学生の皆様、ご協力ありがとうございました。